#18 「アイヌの古戦場〜石垣山〜」
前回は、NACSさんの演劇「PALAMUSHIR」をアイヌ語でポロモシル(大きい島)と説明しました。
今回は
「アイヌの古戦場〜石垣山〜」について書いていこうと思います。
サン・コロ・カムイのいる山
標高525mのこの山は、上川郡愛別町の中愛別付近に位置し、昔上川アイヌと十勝アイヌの戦いの場にもなったと言われています。
以前、お話した「インカルシの戦い」でも書いたように、十勝アイヌは好戦的だったと推測されます。
また、この山には、病魔を追い払う力を持つ神「サン・コロ・カムイ」がいたと言われています。
柱状節理の奇岩の壁
石垣山には柱状節理(火山で流れ出た溶岩がゆっくり冷え固まって規則正しい柱のような割れ目ができた通常六角形の岩)の岩壁がありクライミングの聖地としても有名です。
岩壁をトラバースするように進み、途中からお地蔵さんが現れ、地蔵巡りをしながら頂上へ向かいます。
頂上
実質的な山頂であり三角点は別の場所にあります。
頂上は広くなだらかな場所ですが端の方は断崖絶壁になっている部分もあるので要注意⚠
松浦武四郎・間宮林蔵宿泊の洞窟
この石垣山には、幕末の探検家、松浦武四郎と間宮林蔵が宿をとったと言われる洞窟があります。
登山口より登り始め柱状節理の壁が現れて程なく左側に整備された階段があります。
そちらに登っていくと行き止まりになるのですが柱状節理の岩の間から展望台のような景色が見ることができたり、松浦武四郎等が宿泊したと洞窟?岩穴?があります。
人工的に作られたのかはわかりませんが、畳3畳程に綺麗にえぐられた岩穴があります。
確かにここなら雨風凌げそうだなという感じです。
Js0nもここでその当時の光景を想像しながらコーヒーやビールを飲んでぼーっとするのが大好きですw
最後に
アイヌの時代、神のいる山とされていた山だけあって神聖な雰囲気があります。
秋には桂の木のバニラの様な甘い香りの中、紅葉トレッキングも中々ですよ!
皆さんも近くに来ることがあれば是非登られてみてはどうでしょう?
最後まで読んでいただきありがとうございました!