#14「北海道の秘湯~糠平温泉郷の旅」
前回の「焼尻島ぶらり旅」は、生きる上で自分にとって何が大切なのか?を気づかせてくれる旅だった。
今回は、そんな「旅」をリレーしていこうと思います。
「旅」と「旅行」の違いについて
皆さんは、「旅」と「旅行」の違いを説明できるでしょうか?
今、ググろうとしませんでしたか?
その前に、少し自分で考えてみましょう。
検索すれば何でも情報が入る時代ですが、Js0nは調べる前に間違っていても良いから自分なりの答えを出してから検索するようにしています。
さぁ 「貴方の答えは見つかりましたか?」
正解は・・・この記事の最後にお話ししましょう。
糠平温泉郷
地名の由来は、アイヌ語で「ノカ・ピラ」(形のある崖)という意味があり、音更川の沿岸の崖に人の姿に似た岩があったことから命名されたと言われています。
大雪山国立公園内に位置する温泉街は「幻の百名山」と言われる「二ペソツ山」や「石狩岳」など東大雪の山々へのアクセスも容易な場所にある。
ホテルや旅館などが数軒立ち並ぶこじんまりとした温泉街で日帰り入浴もでき、「湯めぐり手形」を購入すると湯めぐりも楽しむことができる。
※コロナの影響で日帰り入浴ができない施設もあるので要確認☝。
周辺のスポット
温泉街から車で10分~15分程度の所に、北海道遺産に指定されているタウシュベツ橋梁があり冬は人造湖である糠平湖が厚い氷に覆われ湖面を歩いて近くまで行くことができる。また、「ワカサギ釣り」のスポットとしても人気の場所であり、凍った湖面の中に気泡ができる「アイスバブル」も見ることができます。
ダウシュベツ橋梁
※引用「糠平湖でアイスバブルを撮影してきた!2度目のアイスバブル。 – 一眼レフカメラ・写真初心者のカメラブログ」
👆これらを楽しむには1月~2月がおススメの時期です。
その他にも温泉街近くにスキー場やキャンプ場もある。
温泉街にある東大雪自然館は入場料無料ですが、東大雪の魅力を十二分に堪能できる有料級のお薦めスポットです!
お薦めの宿
そんな糠平温泉郷の中でも特にお薦めのお宿「山湖荘」さんをご紹介いたします。
糠平温泉街の中でも比較的小さめな建物で古い旅館という印象の外観で入り口には「洞窟風呂」の看板があり飲用温泉も備えれられています。
玄関を開けると古民家を上手に再利用していて古いながらもとても清潔感があります。
チェックインをする際に、館内で着る浴衣と帯を選ぶことができそれだけでも楽しい気分になれます。
お宿のご主人は、とても親切丁寧な接客で、この「おもてなしの心」が更に古民家風の宿を素敵に演出してくれます。正に接客の鏡のようなお方です。
総客室数8室と割と少なめな各部屋には囲炉裏があり少量ですが炭をくべることができます。
一応、小さなテレビ、フリーWi-Fiはありますがデジタルデトックスで静かな時間を楽しむ方が心身ともにリフレッシュできるかと思います。
Js0nは何度もリピートしているので夕食までの時間を部屋でのんびりと過ごすようになりましたが初めての方は、湯めぐりや徒歩数分で行くことの出来る東大雪自然館を楽しむと良いでしょう。
夕食・翌日の朝食は1階になり時間帯も選ぶことができます。
夕食は各テーブルにある囲炉裏でヤマメの串焼き、鹿肉(17品コースのみ)、十勝ハーブ牛、温泉豆腐、等を楽しめ、他にも地元で採れた食材をメインにとても上品で美味しい料理を楽しむことができます。
朝食は「ザ・日本の朝食」という感じのメニューですが鹿肉のシュウマイ、温泉卵、長芋などやはり地元の食材を上手に活かした優しい味付けのおかずに、おひつの米が残ることはないでしょう。
山湖荘さんの最大の楽しみは何といっても「貸切洞窟風呂」です☝
20時~翌朝6時までの間、宿泊者のみ利用可の貸し切り時間となり「入浴中・空いてます」の札を裏返して利用し、男湯・女湯関係なく入ることができます。
条件が揃えば朝陽が洞窟風呂の窓から入り込み神秘的な光景も見ることができるようですがJs0nはいつも泥酔するので見たことがありません(^-^;
貸切洞窟風呂を堪能した後は、囲炉裏を前に炭の燃える音を聞きながら美味しいお酒をいただき床に就いた。
また、山湖荘さんの隣には糠平温泉街唯一の商店「大和みやげ店」さんがあり、アイヌ関連の木彫りの人形などがお手頃な価格で販売されています。
北海道のお酒も豊富に取り揃えてあるので酒好きは必見です☝
年配のご夫婦で経営されており
「コロナの影響はどうですか?」と訪ねると
「かなり影響があってねぇ・・・でもこればっかりは仕方ないね」
と気丈に振る舞うご夫婦を見ていると、少しでも力になれればと日本酒・焼酎・ビールを大人買い。
👆「大人買いしたお酒たち」
とても喜んでくださりこちらまで温かい気持ちになれました♪
旦那さんがもう一つお薦めのお酒を紹介してくれましたがそれは敢えて買わずに
「また来年くるからそのお酒キープしておいてください!」と言うと、優しい笑顔で見送ってくれました。
~最後に~
冒頭の「旅」と「旅行」の違いについてですが
実際は違いはさほどなく
「旅行」は目的地に到達することに重きを置くことや計画性があるイメージに対し、「旅」は、目的地に到達するまでの過程を重視し、いきあたりばったり的なイメージとあくまでニュアンス的な違いで使い分けることが多いようです。
そう考えると今回のJs0nは、目的地が明確な「旅行」と定義するべきなのかもしれません。
ただ、帰りがけにふらっと立ち寄ったお土産屋のご夫婦との触れ合いで、コロナ禍で厳しい状況の中、元気でお店を続けていて欲しいという想いが込み上げ咄嗟に来年訪れるという約束をした自分がいました。
いきあたりばったりの約束・・・
「旅」はまだ終わっていない。
次回予告
次回は
「羆の楽園~天塩岳新道コース~」をお届けします。お楽しみに!
今回の「糠平温泉郷」を以前、動画にしているので見ていただけると嬉しいです。