北海道は徐々に雪解けが進み微かに春の気配が感じられるようになってきました♪
そんな中、雪が解ける前に何としてでも冬キャンプをしてやろうと計画中のどうもJs0nです✋
今回はこんな方に特にオススメの記事となってます。
・「利尻山に登る予定で情報が知りたい」
・「いつかは、利尻山に登ってみたい」
・「行ってみたいけど中々、タイミングが…」
という方向けです。
Js0nも離島ということでハードルが高く決断までに時間を要したので経験談などを交えながら皆様に少しでも有益な情報となればと思っております。
※登山コースの説明は「鴛泊コース」に限定しています。
利尻山という山について
【利尻山】
標高1,721mの独立峰。「利尻富士」とも呼ばれる。
現在は火山活動の兆候はない。
登山・クライミング・バックカントリー等、年間通して様々なアクティビティが楽しめる人気の高い山。
登山コースは「鴛泊(おしどまり)コース」・「沓形(くつがた)コース」・「鬼脇(おにわき)コース」があるが、「鬼脇コース」は崩落が激しく七合目以降は登れなくなっている。
鴛泊コースと沓形コースは九合目付近で合流しそこから山頂(北峰)までは同じルートとなる。
鴛泊コースが最もポピュラーなコースで登山者も多い。
沓形コースは難所が多くあり、上級者向けのコース。
尚、南峰(1,721m)が本来のピークだが、登山道崩壊の為、北峰(1719m)が実質上ピークとみなされている。
また、鴛泊コースには日本名水百選にも指定されている「甘露泉水」があったり、「花の百名山」にも選定されるなど、登山者の心を掴んで離さない魅力が盛りだくさんの山だ。
【生き物の不思議】
北海道本土には当たり前にいる「羆」「エゾシカ」「キタキツネ」「蛇」などが利尻にはいない。
登山をする上で、熊のリスクや、エキノコックスのリスクを考えないで良いのは非常に気持ちが軽くなる。
その反面、どこの島にでも比較的当てはまることだが猫が多い。避難小屋の中にも「猫に餌を与えないでください」と山では見たこともない注意書きがあった。
近年、約百年以上ぶりに羆の痕跡が確認された。百数年前も今回も北海道本土から泳いで来たとみられている。
現在も生息しているかは不明でしばらくは注意が必要だ。
【問題点】
登山者の増加で九合目から山頂までの登山道が侵食して補修作業が行われています。
この状態が続くといずれ利尻山は登れなくなるとさえ言われており更なる対策強化も検討されています。
その為、利尻山を登る際には、下記の3つのルールを遵守してください。
・携帯トイレの携行。
・ストックの先端には必ずゴムキャップをつける。
・植物の上に座らない、踏み込まない。
その他にも小さい石でも下方へ落とさないよう心がける等、当たり前の事を徹底しましょう。
鴛泊コースガイド
今回、ご紹介するのは「鴛泊コース」です。
ルートイメージはこちら👇️
コースタイムはゆっくりのんびりで12時間みていたら間違いないでしょう。
【北麓野営場】
鴛泊コースの登山口は北麓野営場の管理棟で入山届を記入しスタートします。
管理されていてとても綺麗な野営場でした。
自動販売機あり、携帯トイレ用ごみ箱、その他のゴミ箱あり。
季節にもよりますがコースタイムが長いので日没時間から逆算し更に1~2時間余裕を持った方が良いでしょう。
Js0nは、嫁と一緒に行ったので嫁の体力を考えて余裕を持って12時間+1時間で最悪午後5時には下山と考えていたので午前3時半頃、野営場へ到着し4時前には出発しました。結果、午後3時過ぎに下山できて自分で言うのも何ですが理想的な計画だったと思います。
【甘露泉水】
日本名水百選にも選ばれている湧水「甘露泉水」は登山口より出発し10分~15分くらいの場所にあります。ここから先は水場はありません。長丁場の登山コースなので万が一の為の予備の水もここで補給しましょう。
【五合目~雷鳥の道標~】
森林浴をしながら程よい傾斜をしばらく進むと五合目の標識が現れる。体力に自信があっても先は長いのでここで一本(休憩)立てよう。
ちなみにJs0nは前日のみ過ぎて猛烈な二日酔いに悩まされここで迎え酒を敢行。見事に復活を遂げる。
【第一見晴台】
五合目からしばらく登ると第一見晴台に着く。
やっとここで展望が開けてくるので景色を楽しみながら行動食や朝食を楽しむと良いでしょう。
この6合目時点での風の強さで登山を続行するか否かを判断するという話もあります。
※トイレブースあり
【七合目~胸突き八丁~】
第一見晴台から30分ちょっとで七合目~胸突き八丁~に到着。展望もあまりないので先を急ぎたくなるが、この後のキツイ登りに備えてここは、靴紐、ザックの調整などを再確認する意味も込めて一呼吸おきましょう。
【第二見晴台】
小休憩ポイント
※トイレブースあり
【八合目~長官山~】
ここからの山頂もとても素晴らしい。
本当はここで十分・・・いやまだまだ先は長い。
【避難小屋】
八合目から10~15分ほどで避難小屋に到着。宿泊用ではありません。
ここから一旦、下って登り返します。
※トイレブースあり
【九合目】
ここまで来ると後少しと気持ちばかりがはやるが、最後の登りがまた結構キツイ(^-^;
少し休んでストレッチなどで身体をほぐそう。
九合目斜面に咲く花たち
【山頂】
一歩、一歩、無理せず自分のペースでゆっくりと登りましょう。登っているときはあまり高所感はないのですが実際は…
「RERA MOSIR」 👈こちら
利尻のペンション「RERA MOSIR」さんのホームーページの動画です。
凄いでしょ!? 登ってる時には、こんなところを登ってるなんて実感は全くありませんが、やべー所登ってますw
山頂の動画です。短いですが雰囲気だけ✋
山頂で、昼食とお決まりのビールをいただきました。
憧れの利尻山に登頂でき、何とも言えない達成感が込み上げてきたのを今でも鮮明に覚えています。
北海道に住んでいても利尻に行くまでの工程や天候等、様々なハードルがありどうしても足踏みしてしまうことが多かったのですが、利尻山登山を決断した最大の理由は、
「今後、利尻山に登れなくなるかもしれない」という想いでした。
今見ている景色は、次に来た時にはもう見ることが出来なくなるかもしれないという想いで山頂にいると少しでも長く留まりたいという気持ちに支配される自分がいましたが、名残惜しい気持ちを「また絶対ここにきます!」と利尻山神社奥宮に手を合わせ決意表明に替えて下山した。
本当に素晴らしい絶景でした!
【まとめ】
いかがでしたでしょうか?
今回は「鴛泊コース」のみのご紹介です。
自分が実際に体験したところだけの紹介です。
すみません。
次回予告
次回は利尻をリレーして、「利尻島にいくならここ!」をお伝えします。
お楽しみに!