#10『アイヌ語で旅する北海道の地名』
どうもJs0nです✋
さて今回は北海道の地名の旅へご案内いたします。
・・・とその前に貴方をアイヌの世界へ導きましょう。こちらをご覧ください✋
いかがでしたか?三年ほど前に北海道庁で開催されていたプロジェクションマッピングです。
アイヌ語の独特な発音を感じていただけたかと思います。
北海道の地名のうち、約8割がアイヌ語が語源とされていると言われています。
文字を持たないアイヌの人々にとって地名はその土地の特徴や生活スタイル、神様に関することなど何かしらの意味を持って形成されています。
そんな地名をいくつかご紹介しましょう。
利尻~リシリ~
日本最北の地、稚内近くに位置する離島。「リ(高い)シリ(島)~高い島~」という意味がある。利尻島は島の中央にそびえる利尻山があるためこの地名がついた。
余談だが、「利尻山」は「白い恋人」のパッケージ写真にもなっている。
沼浦展望台
白老~シラオイ~
2020年7月にオープンした「ウポポイ」ですっかり有名になった白老町。
先ほどのプロジェクションマッピングもウポポイのプロモーションとして開催されたものだと思います。
Js0nはまだウポポイに行けてないのですが知り合いに聞くと午後からでは全部見ることが出来ないくらい広いと言っていたので、午前中から入場することをおススメします☝
アイヌ語で「シラウ(虻)オ(群棲している)イ(場所)~虻が多い場所~」という意味がある。
全然関係ないがシラオイには「mother's」というお店があり取れたての卵、その新鮮な卵を使用したお菓子、なんといってもその場で食べることができる「卵かけご飯」はマジ美味い!白老に立ち寄られたら是非!
神居古潭~カムイコタン~
最後にJs0n的にとてもパワーを感じる場所でもあるこちらをご紹介し、締めくくりたいと思います。
カムイ(魔人・悪い神の)コタン(住む村・集落)~悪い神様がいる村~という意味。
カムイコタン付近には「神居古潭竪穴住居遺跡」があり、昔から上川アイヌのコタンがあったことがわかる。
北海道は大昔、二つの島がぶつかって出来たという説があります。その痕跡があると言われているのもここ神居古潭で国内外から地質学者が調査に来る場所でもあります。その痕跡なのかここ神居古潭の川の深さは最大で約70mにも及ぶとされていて川底は岩が入り組むような形になっていて渦を巻くように引き込まれるそうです。
なのでここ神居古潭は一度飛び込んだら死体が上がりにくい場所として知られ「自殺の名所」であり、北海道有数の「心霊スポット」でもあります。
Js0n自身もここで心霊体験を何度か経験していますし、自殺した人を発見もしています。・・・まぁ、この話はまた別の機会に...
この神居古潭に纏わるアイヌの伝説は、先ほど説明したような川の流れであったため生活や物流を船に頼っていたアイヌでしたが水難事故が多発していました。
これを地元のアイヌがこの地に「ニッネカムイ~悪い神・邪神~」がいて往来する船に岩を投げつけて溺れさせようとしていると考えた。「ヌプリカムイ~山の神~」がニッネカムイを退治しようとしたが苦戦、想像神「サマイクルカムイ」が加勢し「ニッネカムイ」を剣で五体をバラバラに切り落とし退治したと言い伝えられている。
神居古潭に続く川沿いを歩くと「ニッネカムイ」体の一部と言われる奇岩を見ることが出来る。
コタン祭り
そんな神居古潭ですが、秋には紅葉スポットとして観光客で賑わったり「コタン祭り」が開催されたりと人々にも親しまれている場所でもあります。
その反面、先ほども少し触れましたが、自殺のスポットや心霊スポットとしても有名な他、毎年のように交通死亡事故が発生する場所でもあります。
あくまでJs0nの主観ですが、この神居古潭は色んな意味でとてもパワーを持った場所であり、この付近を通る時は、気を引き締め、決して悪ふざけをしてはいけない場所と思って通行しています。
特に、肝試しはおススメしません☝
まとめ
いかがでしたか?北海道の地名には、その土地に纏わる伝説、特徴などが関わっていることがお分かりいただけたと思います。
特に、神居古潭のお話はまだまだあるのでまたの機会に掘り下げて書こうと思っています。
以上、『アイヌ語で旅する北海道の地名』でした!
最後まで、読んでいただきありがとうございます。
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